【質問】子供が過食をしている時、親はどうすればいい?
Instagramでゲリラ的に当事者の質問を集めています。
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よかったらご覧ください。
今回の質問は「子供が過食をしている時、親はどうすればいいか」について。
きっと多くの親御さんがぶち当たる問題だと思うので、今日は子供が過食している時の対応についてお話ししますね。
A.過食中は親は普通に過ごし、特別視しない
まず、摂食障害さんの病気の根っこは、「痩せたい」気持ちにあります。
それは、拒食や過食の症状に関係なくです。
そして、過食で理想体重をオーバーしてしまった過食傾向のある人ほど痩せたい気持ちは強いです。
そのため、普通の食事の場では食事制限の傾向があります。
しかし、食事制限の後には必ず飢餓状態からの反動が起こり、過食をしてしまいます。
そして、本人は「過食(普通の食事)=ダメなこと」として考えているので、家族の目を避けて「隠れ食い」をします。
しかし、過食は症状に過ぎません。風邪で言う咳と同じです。過食を「恥ずかしい」と思うから、過食の罪悪感が強くなり、過食が悪化するのです。
このように当事者の症状の背景を考えると、家族は「過食を特別視しない」ことを心がけましょう。
過食を「みっともない・恥ずかしい・またか」と思っていませんか?
または、たくさん食べることを過度にほめていませんか?
このような特別視する考え方がお子様に伝わり、「自分はおかしい・異常だ」と思わせている可能性もあります。
思っていることは、感じやすいお子様には伝わります。過食をしてもただ事実を受け止め、お子様がご家族に「また食べすぎちゃった〜」と気軽に言えるような関係を目指しましょう。
声かけの内容ですが、摂食障害を特別な病気と思わずに、風邪で熱を出して体調が悪い状態を一緒ととらえて言葉を選ぶと良いでしょう。
例えば、「大丈夫?横になる?」など、簡単な声かけで十分です。「過食をしても、家族は見放さないでいてくれる」という安心感を感じさせてあげてください。決して過食を責める声かけをしないこと。本人が一番、自分を責めていますから。
このように、親御さんは過食ひとつとっても、どう対応していいかわからないですよね。
このような親御さんの疑問を50問にまとめ、回答した本もありますので、よければ手に取ってみてください。