双子のシングルマザーで過食嘔吐持ち。両親が発達障害で、誰のことも頼ることもできないまま、一人でギリギリの生活をおくっていたホシノコさん。
彼女がカウンセリングの申し込みをくれたのは今から半年前の2019年11月。劣悪な家庭環境や父親のいない子育て生活、そして守らなけれなならない2つの命。かかえているものが多すぎて、その中で摂食障害を患っている息苦しさに、私も仕事と割り切れないほどの情がわいてしまった。彼女を助けたいと心から思った。
そして、そこから毎週カウンセリングをした。毎日のように過食嘔吐していたのが、月に2度ほどになった。そこから2週間に1度にカウンセリングを減らし、そして月に1度までになった。しかし、隣人トラブルから過食嘔吐が増えてしてしまい、また月に2回に増やして様子を見ているいま。
彼女はかかえているものが多すぎた。でも、だからこそ、治したい気持ちが強く、私との対話の中で、たくさんの気づきを自分から見つけに行き、自分自身に向き合い続けた。
彼女は読書が好きだった。図書館をこよなく愛していた。
だから、私は彼女に「書く」ことをすすめた。今までの人生を整理して行こう。それを踏み台に、自分の人生を生きてほしいと。
彼女は幼少期、母親の万引きを手伝わされたり、不倫に同行されたり、嘔吐を生々しく目撃してきた。そのせいもあって、記憶があいまいなところがあった。思い出す必要がないくらい苦しい経験だったかもしれないが、彼女は思い出すタイミングにあるように思った。気が向いたら、書いてみてと伝えた。
そんなことを話して1ヶ月ほどたったある日、彼女は書いた。抜群の文才があった。
それがこのnoteです。共感できる人もいるかもしれないと、彼女に公開許可をもらいました。感想などあれば、私のLINEまで送ってください。それを彼女に届けます。
母の手が鬼みたいだった話|ほしのこ
https://note.com/7and5/n/n057b175bc553
私のLINE lin.ee/4K6pOPS