体験談5:入院中にできた携帯ごしの彼氏

▼拒食(27kg)
16歳4月~17歳2月 (約1年)

片道90分かけて1ヶ月毎日通った母

母親はパートをしていたが、

いつも夕方にはお見舞いにきてくれた。

今思うと、母の愛は偉大だなと思う。

(面会中、母親と絵しりとりをしていた)

 

入院中、父親の面会をかたくなに断ったが

仕事帰りに2回ほどきてくれた。

思いのほか、会話は弾んでいたことを覚えている。

 

その他、高校の担任の先生や

いつも高校で一緒にいた3人の友達が

きてくれたこともあった。

 

一番、今思い出しても泣けてくるのは

岩手から横浜にかけつけた祖父母。

 

ベッドに横たわる私に

ただただやさしそうに微笑んでくれた。

 

祖父は4年前に他界してしまったが、

私はなんて親不孝な姿を見せてしまったのだろうと

今でも思い出すだけで心が痛む。

 

携帯ごしの彼氏

体重も増えてきて行動制限も徐々に解除。

携帯電話も看護婦さんに返してもらえた。

(一度隠れて使っていたら、取り上げられた。)

 

そこで始まったメール交換。

(10年前はガラケーでメールだったな!)

 

実は高校1年が終わる頃、

私にメアドを聞いてきたK君がいた。

 

K君とメールしていた流れで

私たちは付き合うことになった。

(あんまりよく覚えていないけど確か・・・)

 

しかし、私の頭の中は相変わらず食べ物でいっぱい!

メールの内容もあまり覚えていないくらい

他人に興味がなかったみたいで

確か1週間くらいで音信不通にしてしまった気がする。

 

好きな人とか、心の支えができれば

病気は快方に向かうと思っていたが

まだまだ自分のことで精一杯だったみたい。

 

入院生活の終止符

病院食を完食し続け体重も徐々に増え35kgに。

 

この時は太るのが怖いというよりも

ただただ入院生活に飽きてきて退院したい一心だった。

 

退院したかった日に

退院許可体重に1kg足りないことがあり

私は早く退院したくてたまらなく、

カンシャクを起こしてしまった。

 

そんなこんなで

無事に37kgになり退院。

 

入院生活は1ヶ月で終止符を打ったが

退院後が本当の闘いの始まりだった。

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